ワクチンアレルギー💉

こんにちは(*´ω`*)

不安定なお天気が続いていますね

巷では、新型コロナウイルスのワクチン接種もはじまり

医療関係者以外の方で、接種したよ!と言う声もちらほら耳にするようになりました

私も基礎疾患有り枠で、一足先に一回目の接種を終えてきました。

皆さん気になるのは、やっぱり接種後の副作用(アレルギー)ですよね

この、ワクチン接種後の副作用(アレルギー)、実は犬や猫でも起こります

 

どんなワクチンも接種するにあたって、第一条件は健康で体調に問題がないことです。

 

ワクチン接種は、動物にとってストレスとなります

当院では、

ワクチン接種の前後1週間はトリミング(シャンプー)やホテルへのお預けは避けてください

と、お伝えしています。

人は基本、毎日お風呂に入りますよね毎日のことなので、お風呂に入って体調が悪くなる・・・ということは滅多にないと思います。

しかし、犬は毎日お風呂に入りシャンプーをするということはありません。大体が月に1~2回くらいではないでしょうか?

猫は、元々が濡れることを嫌がるので、シャンプーをすること自体がほとんどありませんよね。

犬や猫にとって、このシャンプーはかなりのストレスとなります

シャンプーをした翌日、「吐いた」「下痢した」「元気がない/食欲がない」等など、一度は経験があるかと思います。

動物病院に来て注射を打たれるこれだけでも犬や猫はストレスなのに、シャンプーという追い打ち・・・体調の悪化しか予測できません

また、ホテルに預けたり、一緒に旅行に行くことも、環境の変化によるストレスがかかるので、ワクチンは予定をしっかり確認してから接種することを心掛けましょう

 

ワクチン接種は17時までにご来院ください

当院は土曜を除いて、19時まで診療を行っています。

どんなに体調が良くても、ワクチンを接種後ワクチンアレルギーが現れる可能性があります

 

一般的に、即時型アレルギー(アナフィラキシーショック)と非即時型アレルギー(遅延型アレルギー)と呼ばれる二つのタイプがあります

即時型アレルギーはワクチン接種後、数分から1時間以内に、急にグッタリしたり、低体温になったり、呼吸困難になったりなど、呼吸器・循環器系の症状を示し、最悪死に至ることもあります

 

非即時型アレルギーは、ワクチン接種後1時間から24時間以内に、顔が浮腫んだり、蕁麻疹や皮膚の赤み、下痢・嘔吐、接種部位の痛みなどの症状を示します

 

もし、病院が閉まる19時ギリギリにワクチンを接種して、その1時間後にアレルギーが出てしまうと・・・

病院にはスタッフはおらず、井上院長も自宅に帰り、大好きなビールで一杯やっていることでしょう

お酒が入った井上ヘベレケ院長は、まともに治療なんかできません(というか、させられません)

時間帯的に、ほとんどの動物病院は閉まっているので、アレルギーが出てしまうと対処が遅れて命に関わります

当院では、なるべくアレルギーの出にくいワクチンを取り扱っていますが、最低でも、病院が閉まる2時間前までご来院いただき、ワクチン接種後もよく観察して、何か異変があればすぐに動けるようなスケジュールにしておくとよいでしょう

 

今までアレルギーなんか出たことがないから、うちの子は大丈夫‼

と思っていても、ある日突然現れるのがアレルギーの怖いところです

(人も突然花粉症になったりしますよね⁉)

ワクチン接種時期が近づいた時、このブログを思い出していただけたら幸いです