忘れがちなフィラリアのお薬💊

こんにちは(*´ω`*)

早く梅雨入りしたにも関わらず、雨が降らない日が続いていますね

このまま何の災害もなく梅雨明けしてほしいものです

 

ところで、ワンちゃんを飼っている皆さん‼

6月分のフィラリア予防薬は もう飲ませましたか

当院では、5月から12月までの予防をお願いしています。

鳥栖はフィラリアにかかっているワンちゃんがすごく多いです

(他県から来た私も、こんなにいるのか!と驚くほど)

開院して8年が経ちますが、フィラリアにかかっているワンちゃんが0の年は未だにありません

残念ながら、今年も5~6匹フィラリア陽性が出ています

フィラリア予防のお薬は、蚊が出た1カ月後から飲ませ始めます。

ほとんどの方は、『そろそろ蚊のお薬の時期だ…』と、飲ませ始めのスタートダッシュは良好です

しかし、11月から12月あたりになると『もう蚊は見ないから、飲ませなくてもいいか』と、

1~2個お薬を残して予防を終えてしまう方がいらっしゃいます。

 

実は、この最後のお薬が一番大事なんです

 

いつも「フィラリア予防薬」と言っていますが、本当は「駆虫薬」になります。

基本的には、投薬日から30日前までの感染を駆虫する薬となり、

例えば4月10日に蚊を見かけた場合、お薬は5月10日に飲ませるのが理想的!という風になります。

なので、忘れやすい11月分のお薬は、10月に感染した分の駆虫

蚊を見ないのに12月に飲ませるのは、11月に感染した分の駆虫・・・と、いうことになるのです(地球温暖化で、当院の周りは11月でも蚊が飛んでいます

少し難しいですかね( ̄▽ ̄;)

この最後のお薬を飲ませないと、今まで駆虫してきた意味がなくなってしまいます

もし、飲ませ忘れて翌年フィラリア陽性に・・・なんてことになってしまうと、後悔しか残らないですよね

きちんと飲んでいれば、ほぼ100%防げます

正直、安くはないお薬ですだからこそ、12月までしっかり飲ませて長寿を目指しましょう

今月飲んでないよ~!って、ワンちゃんの方から知らせてくれると助かるんですけどね(笑)