「おしっこに血が混じります」・・・検査をしてみたら・・・

「おしっこに血が混じってるんです。」
っと連れてこられたメス猫のショコラちゃん。

他の病院で「おしっこのトラブルですね~」っと言われて治療をしてもらったけれども再発したとのことで当院に連れてこられました。

どれくらい出血してるのかな?と陰部を見てみると、
出血は少しだけ、むしろ化膿臭と黄色い膿が・・・!!!

避妊手術をしていないネコちゃんだったので、
膀胱と子宮を超音波検査機で検査してみると、
膀胱には異常ないのに、子宮はパンパンに腫れてました。
「子宮蓄膿症」の典型的な所見です。

幸い、食欲や元気はそこまで落ちていなかったので、
早期に手術して、子宮と卵巣を摘出したほうがよい旨を伝え、手術を行いました。

はい、これが手術後のショコラちゃん。

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傷を気にしてなめるため、術後服を着ています。
当院では、術後に傷をなめようとするネコちゃんにはエリザベスカラーを
着けてお返しすることが多いのですが、どうしてもストレスが溜まることがあります。
そういう子には、この術後服!かわいいでしょ!?
(ショコラちゃんはちょっと大きめのため、サイズが少しあってませんが・・・)

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避妊手術をしていないと、どうしても子宮のトラブルになることがあります。
ワンちゃんも、ネコちゃんも、若くて元気なうちに手術することをお勧めします。

「手術しなきゃいけないのは知ってるけど悩んでて・・・・」
そんな飼い主さんも多いみたいですね。
いつでもご相談受け付けていますので、どうぞご来院くださいね。